ドラム

ドラムで曲が覚えられない時に確認したいこと

曲がなかなか覚えられない!

そんな経験をするドラマーさんも多いです。

自分のバンドのライブでも、心配で譜面置いてる方もいますね。

曲の覚え方のコツを、ドラム講師がふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

まずは曲をよく聞こう

多いのは、曲を聴きこむ時間を取ってないケース。

単純に、聞いた回数が少ないんです。

聴きこむ時に意識したいのは、「ドラムパターンの確認は後」です。

曲を覚えようとしながら、一緒にドラムパターンも同時進行で覚えようとしていませんか?

はむ
はむ
一見効率が良さそうに思えますが、実は逆効果です!

欲張った結果、どっちもあんまり頭に入ってこないので、結果なかなか覚えられません。

まずは曲を覚える事に力を使いましょう。

私が新しい曲を覚える時にやっているのは

  • 歌詞は曖昧だけど、鼻歌でなら歌える
  • 次の展開が分かる(サビにいく、ギターソロが来るなど)

ようになるまで、ずーっと聞いています。

覚える曲が複数ある場合でも、まずは1曲ずつがオススメ。

聴きこむ時間が取れなければ、「ながら」でもいいです。

運転しながら、通勤通学しながら。

ずーっと聴いてるとだんだん覚えてきます。

はむ
はむ
私は「ながら」で100回聴く気で延々流してます!

時間がある時は歌詞まで覚えられるといいですが、鼻歌などでメロディが浮かぶとこまででも大丈夫です。

メロディを覚えられると、なんとなく展開もわかってきます。

展開も

イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ・・・

など、セクションの流れを覚えましょう。

メロディ、曲の構成を覚えられてから初めてドラムパターンの練習に入ります。

そうするともう曲はある程度覚えているので、曲の練習に慣れている人であれば

  • 「この辺でフィルが入りそうだな」
  • 「ここだけ感じが違うから、ビートが変わるかな」

など、なんとなく先読みできるはずです。

まだ初心者の人でも、

「セクションが変わる辺りでフィルが入るんだ」

「ここのメロディをフィルのタイミングの目印にしようかな」

など、曲の作りがわかってきます。

曲を理解できているので、ドラムと紐づけられるんです。

曲とドラムパターンを同時に頑張って覚えるのは、ただの丸暗記になってしまうかもしれません。

構成の理解力が低いので、なかなか覚えられないんです。

演奏の途中で失敗したら、後が全部わかんなくなった!なんて方は

丸暗記してるだけかもしれません。

まずは曲をよく聞いて、鼻歌で歌えるぐらい覚えてみてください。

ドラムパターンはその後。

曲を理解するのが先です。

譜面に依存してるかも

譜面の読み書きが出来る人は、自分で見やすいように譜面を書いたりします。

私もすぐ覚えなきゃいけない時はまずは譜面を書きます。

視覚で曲の長さや構成、フィルが入る部分がわかるのですごい便利です。

抱えてるバンドが多かったり、覚える曲数が多い場合は非常に有効な手段。

読みながら叩くのはスタジオミュージシャンなど、

毎回現場が違うドラムの演奏を仕事にしている人たちには必須の能力だと思います。

はむ
はむ
でも「バンド」をやりたい場合はちょっと注意!

知らない間に譜面に依存しているかもしれません。

「読みながら演奏出来る」のと、

「譜面を頼りにする」のは少し違います。

何度も演奏している曲なのに、

「譜面が無いと全然演奏出来ない」

なんて場合は譜面に依存しているかもしれません。

譜面に答えが書いてあるので、ついつい見ちゃう。

覚えた気でも覚えてないんです。

この場合は「覚えられない」ではなく

無自覚に「読むことに集中して、覚えようとしていない」場合が多いです。

曲にもよりますが、ドラム譜の場合

「きっちり細かく譜面を書いている」人は譜面に依存しやすい傾向にあります。

例えば1つの8ビートパターンを4小節繰り返すとします。

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1と2はどちらも同じ意味ですが、

1の方が細かいですね。

1だと、一音一音目で追いながら叩いてるイメージ。

結構いっぱいいっぱい。見ながら叩いてる感じ。

2だと、

はむ
はむ
はいはいこのビートパターンね。何小節?4?はーい

みたいなイメージ。

曲の作りを理解しようとする感じ。

作りがわかれば、譜面から目を離しても平気です。

細かく書けば書くほど、目から入ってくる情報量が多くなるので、

今どこだ?と「読む事」で手一杯に。

ざっくり書いた方がこの後どうなるか「考える」ようになるので、

曲の理解につながって覚えやすいです。

書きすぎると譜面から目が離せなくなって、知らない間に依存します。

「曲を覚えたい」場合は、意識して譜面から目を離す必要がありますので、

細かく書いて「答えを書く」のではなく

ざっくり書いて「わからなくなった場合のヒント」ぐらいにしておきましょう。

譜面はとても便利なものですが、依存しないように注意です。

私は曲を覚えて演奏中も周りを見ながら叩きたいタイプなので、

頼りすぎないように書く譜面は結構スカスカです。

まだ今の自分には理解できないかも

もしかしたら、曲自体が自分には早いかもしれません。

  • 速さが追いつかない
  • ビートパターンが叩けない
  • ジャンルが違う

などなど。

私であればロックドラマーなので、ロック、ポップスは得意ですが、

ジャズが理解仕切れてません。

はむ
はむ
聴く分には好きですが、演奏しようとするとまだちんぷんかんぷんです!

その場合は「出来るようになりたい」と思うなら、まずはそれに向けた練習をしましょう。

曲の構成のルールであったり、ビートパターンだったり。

頑張ってもまだ出来ない事もあります。

今の自分の知識では理解できない事は、

「まだ出来ない」と判断するのも大切です。

いつか出来るようになるために、

日頃の基礎練習で出来ることを増やしていきましょう。

一人で判断できない場合は、レッスンを受けてアドバイスをもらうのもいいと思います。

レッスンを受けるメリットの記事はこちら。

ドラムレッスンを受ける最大のメリット 「ドラムをやってみたいけど、何からすればいいのか分からない」 「頑張って独学でやってきたけど、なんだか伸び悩んで来た気がする」 ...

まとめ

  • 曲を何度も何度も繰り返して聞いて、歌えるぐらいまで覚える
  • 譜面は便利だけど、依存しないように注意

を意識すると、覚えやすくなります。

覚えて叩けるようになると周りの音もよく聞こえるようになったり、視野が広がります。

はむ
はむ
うまいドラマーさんは視野が広いです!

演奏中のアイコンタクトが取れるとカッコいいですよ!

参考にしてみて下さい。

ではまた!(=゚ω゚)ノ