利き手じゃない方って、なんかしっくりこないですよね。
狙ったところに行かなかったり、遅れたり。
右手(利き手)の方がよく動くので、余計モヤモヤします。
左手との付き合い方について、ドラム講師がふわっと考えていきます。
左利きの方は左右反対で考えて下さい。
ではいきましょー!
違和感があって当然
右手って、どんな場面でもよく使いますよね。
- ドア開ける
- 食事(お箸、フォーク、スプーン)
- スマホを操作
などなど。
日常生活の中で大活躍!よく「動き」ます。
では左手は?
- 荷物を持つ
- 食事(お茶碗を持つ)
- 会計時に財布を持つ
などなど。
使う場面はたくさんあるのですが、持ったり抑えたり「動かない」ことが多いです。
右手のサポートですね。
そもそも日常生活の時からそんなに動いていないので、右手と比べたら動かないのは当然なんです。
なので、ドラム演奏時に左手に違和感があるのはおかしいことではありません。
左手のメリットもある
では左手がダメかというと、そんなことはありません。
左には左のいいところがあります。
ドラムを叩くときに大事なのは、「変に力まない事」です。
力むと疲れやすかったり、怪我の原因になったりします。
左手って、そもそも力めないですよね。それが強みになります。
力まない方が音が綺麗になったり、早く動くようになる可能性はあります。
ただ最初から上手くは動きません。
まだまだ動かした経験が少ないですからね。
初心者さんは上手くいかないと「動かないからもっと力入れなきゃ!」と思いがちですが、
動かないのは「まだ感覚が噛み合ってないから」です。
せっかく左手は力を抜くのが得意なんですから、その強みを無くさないようにしましょう。
日常生活でも左手を使ってみよう
左手の感覚を噛み合わせるには、左手をよく動かしてみることから始めましょう。
何もドラムに触るだけが左手の練習ではありません。
日常生活でも強化は出来ます。
普段右手でやっている事で、左手でも出来そうな事があるはずです。
- ドアを開ける
普段は右手の役割ですが、別に左手でもいいですよね。
ドアノブタイプでも、引き戸タイプでも構いません。
- 飲み物のふたを開ける
缶でもペットボトルでも構いません。
ペットボトルは結構難しいです。
- スマホ、ケータイを操作する
これが一番何気なく出来るかもしれませんね。
今や殆どの人が持っているものですし、触る機会も多いです。
普段の生活から左手でも出来そうな事を、「意識して左手で」やってみてください。
意識しないとついつい右手が動いてしまいます。
しっかり自分で「左手を使おう」と思う事が大事です。
ちなみに私は友人に言われるまで自分で気付いていませんでしたが、スマホはどっちの手でも操作します。
調べものもそうですし、フリック入力で文章を打つのも右手でも左手でも出来ます。
慣れてくると、左手を使うことに抵抗はなくなってくると思います。
左手の練習方法
次はドラムの練習時。
4分8分16分のチェンジアップや、
作りが単純な基礎練で左手は強化していきます。
こんなパターンですね。
まず意識したいのは「右手と同じぐらい振り幅を取る」です。
利き手じゃない左手の方が、振り幅が小さくなりがち。
音のムラにも繋がりますので、振り幅を合わせるように意識しましょう。
この時、変に力を入れて張り切りすぎないように注意。
左手のいいところは「そもそも力の入れ方をわかってない」ところです。
「力が入らない」と悩む方も多いのですが、それでいいんです。
振り幅を「力まずにできる範囲」で構いませんので、右手に合わせてみてください。
大きく取れてる右手に合わせるのがポイント。
左手に合わせるのはちょっとズルです。
よく動く方に合わせてください。
これだけでも大分変わります。
ただ意識し続けないと左手の動きが元に戻ってしまうので、しっかり集中しましょう。
続けていくと「右と左の振り幅は揃えるもの」と体が覚えてくれますので、自然に動かせるようになってきます。
そしてこのパターンでもう一つ。
「左手からスタート」してみましょう。
これがややこしい!
右手スタートの時、知らず知らずのうちに「右手をメイン」にしてテンポを取っていることが多いです。
左手がサポートに回ってしまうんですね。
なので、左手をメインにしてみましょう。
左手スタートにした途端に、テンポキープが出来なくなるかもしれません。
これはかなり効果的です。
お試しあれ!
まとめ
左手が上手く動かないと悩む方は多いです。
ついつい力でどうにかしようと思いがちですが、「力めない」のは左手の強みです。
違和感があるのはまだ動かした経験が少ないから。
意識して左手を使うようにしていくと、違和感はだんだん少なくなります。
ドラムの練習時はもちろんですが、日常生活でも遊びながら左手を動かすようにしてみてください。
家での練習は練習パッドをしっかり使いましょう。
そのほうが上達が早いです。
おすすめ練習パッドはこちらで紹介してます。
実際に目の前で見て体験してピンとくる方もたくさんいますので、レッスンを受けてみるのもオススメです。
ではまた!(=゚ω゚)ノ