「自分、才能無いのかな・・・」なんて悩み。
ドラムに限らず、1つのことをずーっと続けていると、
ほとんどの方は出る悩みだと思います。
私も何回思った事か。
さらに、悩んでる時は本当にしんどい。
「辞めようかな」と思ったことも1度ではありません。
散々悩んで、それでもドラムを続けています。
そんな私がどう向き合ったか?についてふわっと書いていきます。
では行きましょー!
誰もが1度は通る道
ドラムに限らず、1つの事にずーっと打ち込んでいると、
「なんだか最近全然伸びないな」なんて時期がきます。
その時に考え方や気持ちがネガティブな方に寄ると
「才能無いのかな」なんて思います。
そのままどんどん悩んでいくと
「音楽が好きじゃ無いのかも・・・」
なんて悩みに発展して、
「辞めようかな・・・」
に行き着きます。
この時期、本当に辛いですよね。
私は今ドラム歴25年ぐらい。
今まで何回悩んだかわからないぐらい悩みました。
多分今後もまだ悩む事もあると思います。
散々悩んで、いろんなドラマーさんや別パートの先輩方に話を聞いてみたりもしました。
そんな経験を経て今言えるのは、
「なんだ、みんな思ったことあるんだ」
ということ。
私の周りには、
「才能ないと思ったこと?あるよ!というか、今でも良く思うよ!ハハハ!」
と言う方ばかりでした。
さらにみなさん共通するのは
「あるよねー、そういう時期!」と
明るく笑いながらいうこと。
当時めちゃんこ悩んでる私からしたら
「なんか笑って誤魔化されてるのかな?」なんて思った事もありましたが、
自分もだんだん大人になってきて、当時先輩方が笑い飛ばしてた意味がわかってきました。
本当にみんな、1度は通る道なんです。
1度と言わず、何度も通ります。
上手くなったからこそ出る悩み
そもそも「才能が無い」と本気で悩む時って、
上手くなってきた時に出る悩みです。
まずはそれを理解しましょう。
何か新しい事を始めて、「才能無いかも?」と思っても、
落ち込みはしませんよね。
落ち込むのは上手くなってきたからこそ、
自分に何が足りないかがよく分かってる証拠です。
さらにその自分が欲しいもの(テクニックなど)は、
どんどんレベルの高いものになるので、
ちょっと練習したから手に入るものではなくなってきます。
もしかしたら年単位で練習しないと身につかない事かもしれません。
その期間に耐えられなくなってくると出る悩みです。
「自分が上達している」のは自分でしっかり認めてあげましょう。
私はこれが苦手でした。
「自分で自分が上手くなってる」となかなか認められなくて、
モヤモヤしていました。
当時しっかり自分の上達しているところにも目を向けられれば、
悩む期間はもっと少なくて済んだかもしれませんね。
主な向き合い方は大きく分けて2つ
悩んでて練習がなかなか手につかない事もあると思います。
そんな時、向き合い方は大きく分けて2つです。
1、悩みながらも練習する
2、しばらくお休みする
この2つ。
どっちも試した事がありますが、どっちもいいところと悪いところがあります。
1、悩みながらも練習する
もし悩む事があっても、とりあえず練習は続けておく。
理由は簡単。
「叩かないと体が鈍って、出来なくなる事が増えるから」ですね。
特にシングルストロークの速さなんかは、結構すぐ鈍ります。
「悩んでてもしゃーない。やるか!」と思って再開した時のダメージは少なくて済みます。
これはかなりのメリット。
デメリットは「気分が乗らないから練習効率は悪い」部分。
なんとなく練習をしてしまうので、あんまり効率は良くありません。
なんなら練習を嫌に感じるかもしれません。
同じ練習内容でも、ちょっともったいない感じですね。
2、しばらくお休みする
とにかく休む。
なんならスティックも握りません。
「練習しようとしても全然やる気出ない・・・」
のであれば、別に休んだっていいんです。
休んで、英気を養いましょう。
休息も必要です。
一旦ドラムから離れてみて、他の好きな事でもしましょう。
メリットは「心の疲れが取れる」事ですね。
デメリットは期間が長ければ長いほど腕が鈍るのと、
そのまま辞めてしまう可能性もある事。
実際私も1年近く叩かなかった事があります。
でも、音楽聞くときにドラムを意識していたり、
ふと気がつくと手をパタパタしてビートを叩いていたり、
なんだかんだでドラムが好きなんだなぁと思って再開しました。
離れてみると「好きか嫌いか」も確認できるかもしれません。
私はどっちも取り入れてる
ちなみに私は今ではどっちも取り入れてます。
悩む時期が来たら練習はそこそこ、
休息もそこそこ。
なんだかんだこれが一番いい気はします。
自分が負担に感じないペースでやるようにしています。
出来ることを増やせるのが練習ですが、
「義務」に感じると続かないですからね。
悩んでる時期はしんどくない範囲でやるのがオススメ。
悩んだ結果、別に本当に辞めたっていい
個人的に、悩んで「また頑張ろう」と思うのも、
「辞めちゃおう」と思うのも、どっちも正解だと思うんです。
私は音楽の専門学校に通っていたので、
同じ世代のドラマー友達は結構いました。
が、今ドラマーとして頑張ってるのは知ってる範囲で数人。
・バンドで頑張ってるやつ
・プロとして頑張ってるやつ
・ドラム講師してるやつ(私です)
・プロも講師もしてるやつ
みんなたまに悩みながらも楽しくやってるみたいです。
少なくとも私は楽しくやってます。
他の辞めちゃった友達も
・就職してちょっと偉くなってたり
・結婚して子供がいたり
・プレイヤーからPAに転向してたり
と、楽しそうにしてます。
めちゃんこ上手かったのにスパッと辞めちゃったやつもいます。
仮にどっちが幸せ?って聞かれても、
「どっちも幸せ」って話です。
お互いを「羨ましいなぁ」と思うこともありますが、
多分結局は無いものねだり。
自分に無いものは輝いて見えるものですからね。
いろんな選択肢がありますが、決められるのは自分だけ。
自分が後悔しなければ、正解は沢山あるはずです。
別に1度辞めたけど、また戻ったっていいですし。
沢山の可能性に目を向けながら悩めばいいんです。
沢山練習しないと答えは出せない
悩んで続ける時も、思い切って辞めちゃう時も、
どちらにも共通して言えるのは
「沢山練習しないと自分が納得出来ない」事。
「まだやれる!」と思うならまだ頑張ればいいし、
「もう限界まで頑張った」と思えれば辞めても後悔しません。
こればかりは練習量が物を言います。
「練習してないけど、才能が無いと悩む」のはちょっと違いますね。
例えば
「1日5分しか練習して無いけど、プロを目指します!でも最近才能無いのかと思って、悩んでるんです・・・」
なんて人がいたとしましょう。
いや、それは無理がある( ゚д゚)って話です。
悩む必要すらないですね。練習しましょう。
1日に2時間練習する人もいれば、8時間練習する人もいます。
こればかりはその人の生活リズムがあるので◯時間が正解とは言えませんが、
沢山やった分だけ自分の自信にもなります。
純粋に練習量が足りてないと自分で思えるうちは、
そもそも悩むより練習してからまた考えましょう。
続けていると才能のあるなしは些細な問題になる
これはずーっと続けている人が分かることなんでしょうね。
先輩方が笑いながら「そういう時期あるよね!」と笑いながら教えてくれてたのは、
「そんなの些細な問題だから気にすんな」って事なんです。
そもそも才能?何それおいしいの?ってお話。
確かにテクニックによって、得意不得意はあるかもしれません。
例えば私、手のシングルストロークは遅いけど、ダブルストロークでならカバー出来る。
足はそこそこ早く動く。
一方友人ドラマーは、手のシングルストロークがめちゃ速。ダブルストロークはぼちぼち。
でも足の速いのはちょっと苦手。
こんな風に、その人の得意不得意はあるとおもます。
でもこれ、どっちが良いとかではないんです。
どっちでも「ドラム」になるはず。
自分が出来る事で、表現すればいいんですから。
何も全部が上手く出来なきゃいけない訳じゃないんです。
ジャンルにしてもそう。
一つのジャンルに特化したって良いし、いろんなジャンルやったって良いし。
その中で、自分が出来る事をしっかりやろうと思って演奏出来れば、
「才能」という言葉に捉われなくなります。
自分の色があって良いんです。
才能なんてただの言葉。
続けていくと「自分と向き合うのが大事」という考え方にもなります。
まとめ
今なら私も先輩方みたいに
「才能ないって悩んだこと?あるよ!今でもあるとは思ってないけど。アハハ!」
と言えるようになりました。
若い時にこれが言えたらよかったなぁ(´Д` )
それでもまた悩む事があるかもしれませんが、
多分ドラム自体は辞めないと思います。
散々悩みましたが、「楽しい」のは知ってますからね。
選択肢は沢山あったけど、今の私はドラムを選んだだけ。
それに悩んだ分だけ、自分の財産になると思います。
悩む時は、自分が成長できるチャンスだと思って、
沢山悩みましょう(=゚ω゚)ノ
ではまた!(=゚ω゚)ノ