ドラムを演奏する上でスティックは必須なもの。
でも種類がたくさんあるので
「どれがいいんだろう?」
「おすすめってあるの?」
なんて悩む方も多いです。
生徒さんからもよく相談されます。
ドラム講師の私がずーっと使ってるスティックを紹介します。
よく「おすすめ○選!」とか見ますが、
私が紹介するのは1つだけです。
だっていくつも紹介されたらまた悩むからね!( ^ω^ )
ではいきましょー!
私が長年使ってるのはコレ
VIC FIRTH(ヴィクファース)の5Aです。
木質はヒッコリー。
チップ(先っぽ)は木です。
ドラマー界隈でヴィクファースの5Aと言ったらコレの事です。
ちなみに5Aは太さの単位で、標準的な太さになります。
よく「ヒッコリーって何の樹ですか?」とも聞かれますが・・・
私もよく知りません!
くるみの樹がなんたらかんたら( ゚д゚)
ドラムスティックの多くはヒッコリーですから、
そこはあまり深く考えなくていいところ。
「ヒッコリーはバランスが良いらしい」ぐらいで大丈夫です。
長年これを使ってる理由
前は私も色々とスティックを試していましたが、
これを使ってからずーっとコレです。
もう15年ぐらいですかね。
理由はいくつか。
使いやすい
何はともあれ使いやすいです。
スティックによっては手が乾燥していたりするとスルスル滑ったりしますが、
このスティックはそれで悩まされたことがありません。
手に馴染むといいましょうか。
安心して叩けます。
握っていて安心するのは大切です。
手汗書くとヌルヌルするスティックで安心出来ますか?
私も結構手汗かきますが、コレは汗が理由で飛んでったこともないです。
重さのバランスがいい
木ですから、どうしても個体差があります。
・密度が高いもの(ちょっと重い)
・密度が低いもの(ちょっと軽い)
・重心が前か後ろか
など、多少の違いはあって当然です。
重心に関して、このスティックで悩んだことは無いです。
ものによっては重心にばらつきがあったりして、
左右のスティックで音のムラに繋がることも。
その悩みが無いのはいいですね。
しっかり作ってくれているんだと思います。
重さがちょっと違うのは避けようが無いことなんですが、
なんとこのメーカーさんは
「コンピューター・ペアリング・システム」という技術があって、
最適な組み合わせで1セットにしてくれているとのこと。
何それすごい( ゚д゚)
出荷時は同じような個体差でペアにしてくれています。
ただ楽器屋さんで買う時はバラバラにされていることもありますので、
少し注意が必要。
計りが置いてありますので、自分で重さを比べで確認するといいかもしれません。
私は最近だとネットでダース単位で買うので、
ペアのスティックの重さを気にする必要は無くなりました。
便利な時代だ(=゚ω゚)ノ
耐久性がいい
スティックは消耗品なので、ゆくゆくは折れます。
折れやすいとお財布にダメージなので、出来れば長持ちする奴がいいですよね。
まだ全然使ってないのに折れると
「えー・・・まだ使えると思ってたのに・・・」
なんて、結構ショックです。
その点でもこのスティックは良い!
耐久性も高いです。
なかなか折れない。
先日も「そろそろ折れそうだなぁ」と思ってから
「えっまだ折れないの!」としばらく使えた程。
もちろん最後は折れましたが、
しっかり使い込んでから折れるので折れても納得出来ます。
コストパフォーマンスもいいですね。
カウントの時の音もいい
ちょっとマニアックな部分ですが、
ドラマーさんって最初にカウント入れますよね?
「1、2、3、4、」なんてやつ。
この時にスティック同士をぶつけて音を出す事が多いんですが、
その音もいいです。
木の心地いい音が出ます。
もちろん握りかたにも左右されますが、
個人的には好きなポイントの一つです。
最初のカウントの音が気持ちいいと、
いい気分で演奏を始められます。
カウントの音で「あ、この人上手いな」なんて印象を与える事も可能です。
全体的にバランスがいい
理由をいくつかあげましたが、
一言で言えば「全体的にバランスが良い」んです。
私は他のスティックに変える理由が見当たりません。
ジャンルもオールジャンルいけます。
多くのプロの方も使ってます。
初心者にも上級者にもおすすめ。
特に初心者の方で
「いっぱいあってどれが良いかわからないけど、ハズレは買いたくないなぁ」
なんて方はもうこれ1択で良いと思います。
まとめ
私はチップ(先っぽ)は木の方が好きですが、
ナイロンチップ(なんか白いプラスチックみたいなやつ)のもあります。
そこは好みですね。
「毎回安心出来るスティックを買いたい」なんて方は
悩むならVIC FIRTH(ヴィクファース)の5Aを試してみてください。
ではまた!(=゚ω゚)ノ