「ドラムを始めよう!」と思った時の選択肢として
・レッスンを受ける
・独学でやってみる
があります。
独学でやる場合は今の時代であればネットから情報を得たり、
教則本を買ってみたりしますよね。
教則本もたくさんありますが、
「全く知らない状態から買っても役に立つの?」なんて疑問に思う方もいます。
教則本について、ドラム講師がふわっと考えていきます。
ではいきましょー!
1から始めるなら必ず初心者向けのものを
教則本が役に立つかどうかは、
「譜面がどこまで読めるか」によって変わってきます。
教則本にも種類があり、
・譜面の読み方から説明してくれるもの(初心者向け)
・譜面は読める前提でいろんなパターンが書いてあるもの(中級者向け)
に分けられます。
譜面が「全く読めない、自信がない」方は
教則本の中でも「初心者向け」のものを選びましょう。
「譜面が読めなくても大丈夫!」みたいな本ですね。
しっかりリズム譜の説明から教えてくれます。
初心者向けの教則本は譜面の説明の他に
・座り方
・持ち方
・叩き方
など、基本的なことを教えてくれます。
初心者の人が気をつけたいのは、中級者向けの教則本。
中級者向けの教則本は
・ある程度読める
・ある程度叩ける
前提で書いてあります。
これから始めよう!と思った時に
「どうせだったら上手くなりたいから、ちょっと背伸びして中級者向けの買っとこ!」
はちょっと危険です。
下手すると最初の1ページ目からチンプンカンプンです。
「昔ピアノやってて、ある程度譜面は読める」なんて方は
ドラム譜のルールがわかれば読めるかもしれませんが、
そもそもそのドラム譜のルールが書いていない可能性もあります。
なので、最初に教則本を買うのであれば、
「初心者向け」のものを選ぶようにしてください。
1日でたくさん理解しようとしない
覚え方のコツは、
「少しずつ理解しながら進める」ことです。
一気にやりすぎると、理解も仕切れず体にも馴染まないので、
次の日には忘れてしまいます。
「1日30分」など、時間で区切ってもいいかもしれませんね。
人間の集中力は1時間保たないと言われてますので、
長くても1時間でいいと思います。
特に最初は覚えることがたくさんあるので、頭がパンクしがちです。
「手の事も考えなきゃいけないし、足のことも考えなきゃいけないし・・・
あ〜〜〜!!」
なんて事になります。
書いてあることは単純な動きでも、実際やってみると結構難しかったり。
無理して詰め込ますに、「頭がパンクしたから今日はもうおしまい!」
ぐらいのペースがオススメ。
そして次回練習する時は復習から始めましょう。
「こないだやったからいいや、新しい事やろう」ではなく、
「ちゃんと覚えたかな?」とチェックするのが大切です。
少しずつ、理解しながら進めていきましょう。
教則本のメリット、デメリット
いいところもあれば、もちろん悪いところもあります。
メリットは
・自分のペースで進められる
・誰に見せるわけでもないから、失敗しても恥ずかしくない
・どんどんページが進んでいくと「上手くなった!」実感が持てる
などですね。
自分のペースでやれるのが最大のメリットかもしれませんね。
デメリットは
・質問が出来ない
・合っているかがわからない
・わからない事が増えてくるとつまらなくなってくる
などです。
教則本は「こういうもんだよ」は書いてありますが、
「なんでそうなるの?」は書いてなかったりします。
特に疑問を持つことがなければ問題ありませんが、
「ここの意味がわかんないな・・・」となった時に、
解決出来ない可能性はあります。
レッスンもそうですが、教え方は人それぞれ違います。
教則本も書き手によって表現が違うことがあります。
ドラムを練習する上で、正解は1つではありません。
いくつも正解があるんです。
持ち方だって種類があるように、叩き方にも種類があります。
教則本も「あくまで参考の1つ」として捉えておくといいかもしれません。
まとめ
初心者が教則本を使うのは全然アリだと思います。
でも間違った選び方をすると
「ダメだ!わけがわからん!やっぱりドラムって難しいんだ・・・」
で終わってしまいますので、
しっかり自分に合った物を探すようにしてください。
「独学」でも「レッスンを受ける」でもどちらでも構いません。
自分のペースで、楽しくドラムを続けたいですね!
ではまた!(=゚ω゚)ノ