ドラムをやってると、意外と悩まされるのが冬場の手の乾燥。
「カサカサでスティックが滑っちゃう」
「指先が割れた!」
なんてことがたまにあります。
ハンドクリーム塗った方がいいの?なんて悩みに
ドラム講師がふわっと答えます。
ではいきましょー!
演奏前は塗らない
基本的にドラマーさんは演奏前にはハンドクリーム塗らない方が多いです。
私もその一人。
理由は簡単。
「スティックがめっちゃ滑るから」です。
手が乾燥してるとスティックが「スルスル」と滑ることはありますが、
ハンドクリームを塗ると「ヌルヌル」滑るんです。
「スルスル」の乾燥タイプは、きちんと力を抜いて持っていると、
そんなに気にならなかったりします。
ヌルヌルの方が厄介。
持ってる軸の部分の摩擦が少なくなるんでしょうね。
きちんと持てなくなります。
支えていられないというか・・・。
そうするとスティックを飛ばさないようにと無理に持とうとして、
余計な力が入るので、疲れやすくなります。
力が入ると逆に動かなくなりますので、負のスパイラル!
さらに、スティック自体がそのハンドクリームを吸って、
しばらくそのスティック自体がヌルヌルしてしまいます。
私も演奏前にハンドクリームを塗って
「スティック飛んでった」
「うまく持てなくなって叩けなくなった」
なんて経験があります。
最近のレッスンで、
「ハンドクリーム塗ったら滑りますね!いつもより疲れます・・・。」
なんて実際に体験した生徒さんもいらっしゃいました。
でも乾燥してると、指先が割れることがある
私は毎年結構これで悩まされます。
スティックって、意外と手の油分を持っていくんです。
もともと乾燥してるのに、さらに残った油分を持って行かれて、
指先が割れることがあります。
気がつくとパリッっと。
そんなに大きくは割れないので「怪我」まではいきませんが、
「ん?なんか指先がチクチクするな?棘でも刺さったかな?」
ぐらいの違和感にはなります。
私の場合は左手の小指の先が割れることが多いです。
多分オープンリムショットした時の衝撃で割れるんだと思います。
このチクチクが、演奏中に結構気になるもの。
気になり始めると、気が散るんです。
あと、体が勝手に「痛いのは嫌だ」と無意識に少しセーブしてしまったり。
静かな曲ならいいんですが、しっかり音量を出さなきゃいけない時は困りもの。
でもハンドクリームを塗ると滑る。
どうしよう・・・。
塗るならもうその日はスティック握らない時
私が行き着いたのは、塗るなら
「今日はもうスティック握らない時」です。
それなら演奏で困ることはありませんね。
「塗ってから時間置けばいいや」だと、
演奏中の手汗でヌルヌルしますからね。
私の場合は「お風呂出て、寝る前」がほとんどです。
ようは、演奏前じゃなくて普段から乾燥しすぎないようにしておくのが大事かと思います。
塗るなら寝る前の1回だけしか塗りませんが、
それでも大分違いました。
そして別に毎日も塗ってません。
個人的にもともとハンドクリーム自体が得意ではないので、
「最近カサカサだな、、、こんな時は割れるんだよなぁ」
と思い始めたら、しばらく塗る程度です。
手の乾燥具合は個人差もありますし、家事や仕事にも左右されるので、
あくまで「私の場合」ですけどね。
自分の生活スタイルに合わせて塗るようにしてください。
まとめ
演奏する時は、指先に絆創膏一つでも違和感を感じます。
手先の感覚というのは結構繊細なものです。
日常生活ではとても役にたつハンドクリームですが、
ドラムの演奏前は塗らないほうが無難です。
演奏前ではなく、普段からのケアが大切ですね。
参考にしてみてください。
ではまた!(=゚ω゚)ノ