ドラムの練習で曲のコピーをする時、ありますよね。
「この曲やりたい!あれもやってみたい!」
なんて楽しみが広がります。
でも「いけそうだと思ったらまだちょっと難しかった」
「無理だと思って見送っちゃった」
なんて、慣れないうちは
「今の自分が出来るか出来ないか」の判断で困ることがあります。
そんな時の判断基準について、
ドラム講師がふわっと書いていきます。
ロック、ポップスよりの考え方になりますのでご理解下さい。
ではいきましょー!
その曲のビートが叩けるか
ドラムで大事なのはビートです。
フィルは飾り付けの部分なので、とりあえず置いておきましょう。
自分がやりたい思った曲のビートパターンが、
「どの程度」叩けるか確認してみましょう。
この時に覚えておいてほしいのは
「完全コピーじゃなくてもいい」ということ。
耳コピする場合は、自分が聞こえる音が再現できるかぐらいで構いません。
今の自分には聞こえてない音があってもいいです。
聞こえてこない部分は「あったらかっこいいよ!」みたいなところなので、
まだ気にしなくても大丈夫です。
いろんなパターンを練習していくと聞こえてくるようになります。
譜面を使う場合は、
「うぇ、なんか細かいの入ってる・・・」と思う場合がありますが、
その細かいところは抜いても構いません。
例えばこんな8ビート
なんかスネアが細かく入ってます。
音符も詰まってて難しそうですね・・・
全然理解できない場合は細かなところは抜いてしまいましょう!
スッキリしました!
8ビートの形は保ててますので、これでも曲に合います。
抜く場合は「ビートの形はしっかり残す」のがコツです。
基本的なビートパターンであれば、
スネアが「2拍目、4拍目」にあるのが大事。
上記みたいなパターンだと、
「スネアが細かく入ってた方がなんか雰囲気出るけど、無くても大丈夫だよ!」
みたいな部分です。
耳コピでも譜面を使う場合でも、
「ある程度」で構いませんので叩いてみてください。
そもそもパターンが全然叩けない!場合は、
まずはゆっくりでいいので、そのパターンが叩けるように練習していきましょう。
ビートの速さは大丈夫か?
お次は「速さ」を確認してみましょう。
先ほど確認したビートだけを使います。
その曲に合わせて、最初から最後までビートパターンを延々叩いてみてください。
大きく3つに分けます。
1、余裕がある場合
よほどテクニカルな部分がなければ多分コピー出来ます。
途中でビートパターンが変わっても速さ的には余裕なのでどうにかなりそうです。
2、ちょっとキツイ場合
少し腕がしんどいぐらいであれば、やってるうちに慣れてきます。
繰り返し練習していくうちに速さに慣れてきますので、頑張れば出来そうです。
でも無理は禁物。怪我には注意して下さい。
3、全然追いつけない場合
その曲はまだ出来ないと思います。
力んでいますので無理にテンポキープすると腱鞘炎になったり、怪我につながります。
まずは自分が操れる速さを上げるような練習をしていきましょう。
でもいつかはやりたいので、自分の目標曲にはしておきましょう。
1、2の方は頑張ってコピーしていきましょう。
その曲の展開次第ですが、全体的に叩けそうです。
3の方はまだちょっと実力不足です。
どうしても曲をやりたい場合は、もう少しゆっくりな曲に変えましょう。
ビートが追いつけばフィルもどうにかなることも多い
「ビートパターンが叩ける」、「テンポも大丈夫」となれば、
あとの問題はフィルですが、急展開な曲じゃなければフィル部分も叩ける場合も多いです。
それに、フィルは「そこに入っている事が大事」な事が多いので、
叩けないフィルは変えてしまってもいいです。
ビートと一緒で、「完全コピーじゃなくてもいい」んです。
例えば16分音符が忙しかったら8分音符に変えちゃうとかですね。
忙しければ音数を削ってしまうのがおすすめ。
まとめ
この曲が出来るかどうかを判断するときは
フィルじゃなくてビート部分を確認してみましょう。
曲の中で
ビート8割、フィル2割
になるぐらい、ビートの割合の方が多いです。
フィル部分が叩けても、残りの8割のビートが叩けなかったら演奏になりませんね。
・ビートパターンは叩けるか?
・テンポは大丈夫か?
を判断基準にするのがオススメです。
お試しアレ。
ではまた!(=゚ω゚)ノ