ドラムを練習していて
「このパターン難しい!」
「やってることはわかるんだけど、速い!」
なんてことがあります。
そんな時「出来なさそう、、、他のにしよ」とすぐ諦めていませんか?
すぐ諦めちゃうのは勿体無いです!
すぐ諦めない大切さについて、
ドラム講師がふわっと書いていきます。
ではいきましょー!
慣れたら叩けるかも
初めてやるパターンは、
ちょっと緊張するので体が少しこわばっている事が多いです。
無意識に力んでしまっている状態。
力んでいると体をうまく動かせなくなるので、
余計出来なくなります。
力みを取るのにはある程度の「慣れ」が必要。
慣れる為にはその練習をしばらく続ける必要がありますね。
すぐ諦めてしまうと、「慣れるまで行かない」ので、
出来るかもしれなかった事が出来ないままになってしまいます。
初めて体験するものは必要以上に難しく感じやすいので、
すぐ諦めないようにしてみて下さい。
少し長い目で見られるといい
物によってはその日のウチに出来るようになるものもありますが、
1日ではどうにもならない事ももちろんあります。
「頭では分かってるんだけど・・・!」
まで行けていれば、あとちょっと。
その時に
「1日で慣れなかったら1週間、1週間で慣れなかったら1ヶ月、
1ヶ月で慣れなかったら3ヶ月・・・」
と、少し長い目で見るようにするのが上達のコツです。
1日の練習量にも左右されますが、
「短期間でギュッとやる」イメージより、
「長期間かかってもいいからちょこちょこやる」イメージがオススメです。
長く続けても「そもそもの作りが全然理解出来ない」場合は
まだ知識が足りていないかもしれません。
その場合は何が足りていないのかを考えてみましょう。
テクニックかもしれませんし、操れる速さかもしれません。
何が分からないのかが分かれば、
自分に足りていない練習を取り入れられます。
出来るようになるのが一番いいですが、
出来なかった場合でも上達に必要な発見があります。
レッスンであった例
生徒さんから「この曲やってみたい!」と相談がありました。
聞いてみると、ドラムパターンは主にダンスビートを使っている感じ。
テンポはちょっと速め。
でもその生徒さんはシングルストロークの速さも上がってきていたので
「慣れれば全然やれる曲」でした。
ただ、ダンスビートの難しいところは
・ずーっと同じ動きを繰り返す
ところです。
ビートパターンは延々一緒なのが多いですね。
作りは単純なのですが、慣れないと毎回正確に繰り返すのが難しいんですよね。
その生徒さんもパターンは理解出来ているのですが、
まだ速さに慣れていないのでモタってしまう感じ。
・作りをしっかり理解すること
・力まないようにすること
が必要ですので、「まずは慣れながら頑張りましょう!」と伝えました。
でもその翌週。
「先生、あれ、自分には無理だと思うんです」
とのお声が。
どうも家で少しやってみたけれど、
全然追いつけなくて心が折れてしまった様子です。
本人はかなりの諦めモードだったのと、他にもやりたいのがあるようなので、
そのパターンは一旦保留にしたいとのこと。
ここでポイントなのは
家で「少し」やって諦めてしまった部分。
これだとまだ、「慣れる」まで行けていません。
おそらくもう少し長く練習して、
1ヶ月もすれば叩け始めるぐらいの算段でしたが・・・
ちょっと勿体無いなぁ( ;´Д`)
すぐ諦めるのは自分の可能性を潰しちゃうかも
実際に「今の自分にはまだ出来そうにない事」もあります。
ドラム始めたての人に、
「テンポ200の16分音符を1分間叩いて」と言っても
まず出来るわけがありません。
試しにやってみて
「これは無理だ!」と自分の判断基準が出来ていくわけですが、
どんどん経験するうちに「無理」と判断を下すのが早くならないように注意。
本当は出来るようになるパターンなのに・・・
すぐ諦めたせいで・・・!!
となるのは悲しいですね。
自分で自分の可能性を潰すことになってしまいます。
ちなみにすぐ諦めるのは、
だんだん叩けるようになってきた人が陥る傾向にあります。
車の運転と一緒で、慣れてきた頃が危ないんです。
「判断が速い俺かっけぇ」にはならないように。
最初の頃の
「8ビートって難しいけど、叩けるようになると楽しいな!頑張ってよかった!」
みたいな感覚を忘れないようにしたいですね。
諦めないで取り組む姿勢は初心者の頃の方が持っているかもしれません。
まとめ
すぐ諦めてしまうと、
「慣れる」までいけません。
慣れてきたら
・力も抜けてくる
・自然に動かせるようになってくる
ので、出来るようになる事も多いです。
諦めたらそこで試合終了ですよ!
出来ないパターン、難しいパターンはすぐに諦めずに、
少し長い期間でちょこちょこ覚えるようにして、
「ちょっと慣れてきたな」までがんばってみてくださいね。
ではまた!(=゚ω゚)ノ