「1、2、3、4、」
なんて、ドラムがカウントを入れる場面は多いですよね。
・うまくいかない
・カウントより速くなっちゃう
なんて方は多いです。
ドラムカウントを入れるときのコツを、
ドラム講師がふわっと書いていきます。
では行きましょー!
普段の練習から入れる癖をつけておく
普段の個人練習の時、カウントを入れていますか?
家でもスタジオでも基礎練(ルーディメンツ)等の時に、
メトロノームは鳴らしているけど、
「カウントを入れないで始めている」方が多いです。
カウントを入れるのも練習です。
練習を始める時は、必ずカウントを入れてから始めるようにしましょう。
4発で自分の中にテンポを入れる
カウントには役割が2つあります。
1つは他の演奏者たちに
「今からこのテンポで始めるよ」と
教える事。
とても大事な役割ですね。
自分のカウント次第で、曲の速さが決まります。
そしてもう一つは
「自分の中にそのテンポを入れる事」です。
みんなにテンポを教えるためにカウントを口にするだけでは、
ちょっと足りないんです。
周りに教えると共に、
しっかり自分でもテンポの確認をするように入れてみてください。
カウント入れてから「走る」「モタる」なんて方は、
もしかしたら「口でカウントを言っているだけ」で、
自分の中にテンポが入っていないかもしれません。
カウントを入れてから演奏が始まるのではなく、
カウントから演奏が始まっています。
「1、2、3、4、」の4発で、
しっかり自分もテンポを確認しましょう。
慣れないうちはカウント入れる前からテンポを取っておく
とはいえ、4発でテンポを自分の中に入れるには、
結構な練習が必要です。
4発って、本当に一瞬ですからね。
なので、慣れないうちはカウントを入れる前から体を揺らしたり、
頭の中でカウントを入れたりして、カウントの準備をしておきましょう!
前もって準備をしておくと、心の余裕が全然違います。
例えばライブ中。
ボーカルが面白いMCをしている間に、一緒に笑ったり、
「ふぅ、ちょっと一休み・・・」
なんて、気を抜きすぎていませんか?
どちらもバンドの一体感や、自分の体力回復には大事ですが、
一緒に笑ってても、少しお休みしてても、
「次の曲の事も考えて」おきましょう。
気を抜きすぎると、急なカウントになってしまってバタバタする原因になります。
メトロノームを使ってもいい
私もバンドによっては使いますが、
バンド練でもライブでも、メトロノームを使うのも手段の一つです。
生徒さんにも「ライブ中もスマホのメトロノーム使ってます!」
と言う方もいます。
メトロノームだったら、その時の気分に左右される事なく、
いつものテンポが出せますので便利です。
ただ注意点もありまして、
・音は出さない
・お客さんから見えないところに置く
・演奏中に気にしすぎない
のは意識して下さい。
イヤーモニターでも使わない限り、音は出さなくていいです。
画面を見てテンポを確認出来ればいいんです。
物によりますが、メトロノームって「一定間隔で光る機能」がついています。
それを使いましょう。
ただライブ中などは照明が暗くなったりした時に、それが目立ちかねません。
なので、自分しか見えない所がオススメです。
私はシンバルスタンドに刺して、ハイハットの横あたりに置くか、
椅子の上などに置いて、客席から見えないとこに置いています。
スマホのアプリなどで光量が調節できるようであれば、
暗めにしておきましょう。明るいと目立ちます。
そして「演奏中に意識しすぎない」のも大事。
演奏が始まると、だんだんメトロノームとズレてくることがあります。
なるべくテンポをキープしながら叩いていても、ズレる時はズレます。
演奏中にメトロノームを気にしすぎると、
「ズレてる!直さなきゃ!」と無理に直してバタついてしまったり、
「どうしよう!あわわわ・・・」なんて焦る原因に。
「メトロノームを使ったからバタついた」のでは本末転倒ですね。
カウントの為と割り切って演奏が始まったらもう見ないか、
見ても「合ってたらラッキー」ぐらいの気持ちで見て下さい。
まとめ
曲のテンポを左右するのがカウント。
とても大事な役割です。
基礎練時から入れるようにして、カウントを入れる癖をつけておきましょう。
その時に「なんとなく言う」のではなく、
「しっかり自分の中にもテンポを入れる」
ように意識できると、曲の入り方もバタつかずにカッコよくなりますよ!
ではまた!(=゚ω゚)ノ