スクール運営

レッスンをすっぽかされたら?

講師業をしていて

「時間になったけど、生徒が来ない」

なんて事があります。

私も昔の習い事で、すっかり忘れていてすっぽかした事があります。

本人は忘れようと思って忘れたわけではない場合がほとんどですね。

レッスンをすっぽかされた時の注意点について、

ドラム講師がふわっと書いていきます。

ではいきましょー!

そんなに珍しい事じゃない

「レッスンを忘れるなんて信じられない!」なんて思う方もいるかもしれませんが、

すっぽかされるのは実はそんなに珍しい事ではありません。

私も初めてすっぽかされた時は焦ったものですが、

なんだかんだ慣れてきたぐらいの回数は経験しています。

スクールを運営する以上、「すっぽかし」はあり得る事です。

まずは連絡を入れてみましょう

電話、メール、LINE、なんでも構いませんので、

まずは生徒さんに連絡をしてみましょう。

私は電話を入れて、出なければその後メールやLINEで確認の文面を送っています。

なかなか応答がないとソワソワすると思いますが、

ソワソワしても始まらないので、連絡を入れた後は

「まあそのうち返事が来るだろう」ぐらいに思っておくと気が楽です。

もうすでに定期的に通ってくれている生徒であれば、

何かしらの理由があるはずです。

・忘れてた

・寝てた

・急な用事で連絡を入れられなっかった

などなど。

私も昔「忘れてた」と「寝てた」はお恥ずかしながらやりました・・・

そしてこれが結構大切ですが、

確認をする時に「怒らない」ようにして下さい。

怒っても、良い事はありません。

関係性が悪くなるだけです。

折り返しの電話、返信が来るのを落ち着いて待ちましょう。

初めての予約の方だと、そのまま連絡が来ない可能性もありますが、

こちらから1度連絡をして、そのまま折り返しが無ければ残念ながら縁がありません。

何度も連絡を繰り返す必要はないと思います。

その後の対応は、支払い方法によって変わってきます。

月謝制の場合の対応

月々決まったお金をお支払いいただくのが月謝制。

「月の最初のレッスンで支払ってもらう」なんて、前払いのところも多いと思います。

すっぽかされた時に活きてくるのが

「レッスン規約」です

もし作っていないならキチンと作ることをお勧めします。

レッスン規約は、スクールを運営していく上でとても大切なものです。

口頭での説明だけだと

「言った、言わない」の不毛なやりとりに発展しかねませんので、

しっかり文章にして生徒さんにもお渡ししておきましょう。

その時に「レッスン規約に同意しました」みたいなサインをもらっていると

なお良いと思います。

普段そんなにレッスン規約を気にすることはありませんが、

何かあった場合の心強い味方になります。

・振替はどのタイミングまで可能か

・返金はするのかしないのか

この2点でトラブルになることもありますので、

しっかりと規約に明記しておきましょう。

そこが曖昧だと

「レッスンお休みした分の料金は払いません」

「休んだ分の月謝を返して下さい」

なんて事になります。

私であれば

「当日キャンセルは振替はしない」

「休んだ場合でも、月謝の返金は出来ない」と

入会時にしっかり伝えてます。

月謝制の場合はレッスン規約を活かしましょう。

単発レッスンの場合

来るたびにお支払いいただくのが「単発」レッスン。

「一回、何時間でいくら」の支払い方法ですね。

単発レッスンの場合、すっぽかされると回収は難しいかもしれません。

単発でも定期的に通ってくれている生徒さんであれば回収できる可能性はありますが、

新規の方の場合、ほぼ無理だと思います。

「えー?休んだ分も払わないといけないの?

じゃあもう行かなくて良いや」

なんて事に。

こちらとしては

・前もって準備をしている

・経費がかかっていることもある

のでお支払いいただきたいところですが、なかなか難しいのが現状だと思います。

回収額と、それににかかる労力を天秤にかけて決めましょう。

私の場合は単発レッスンの料金ははそんなに高くないのと、

他にかかる経費もないのですっぽかされても回収してません。

単発で定期的に通ってくれている人も同様です。

その代わり

「ドタキャンが3回続いたら、それ以降は断りするかもしれません」

とは伝えてます。

まだ運よくそんな生徒は出ていませんが・・・。

何か不都合があればその都度変えると思います。

出来ない事は「出来ない」と言おう

すっぽかされた時に悩まされるのが

「振替」をどうするかです。

生徒さんもレッスン規約を全部覚えていませんので

特に悪気もなく「振替をお願いします」なんて言われる場合があります。

当日キャンセルは振替をしないと明記しているのであれば、そこは勇気をもって

「ごめんなさい、当日のお休みは振替出来ないんです」

と丁寧に伝えましょう。

この初期対応が大事です。

いやね、コレ、すごい言い出しづらいんですよ!

いくら明記してあっても、

「まあ今回は多めに見よう」とか

「せっかく入ってくれた新規の生徒さんだし」とか思って

「良いですよ!」と言いたくなるんです。

私も実際そうでした。

ですが、一度善意でOKを出したものは

生徒さんからしたら今後もOKに変わってしまいます。

この辺が本当に難しい・・・

こちらの「善意」は、気がつけば「当たり前」になるんです。

こうなってくると、生徒が増えれば増えるほど自分の首を締めます。

振替に追われて、詰まる予定、溜まる疲れ・・・

結構しんどいです。

「今回だけ特別ですよ!」と言っても伝わらない時もあります。

また、一回やってもらったのに次からダメって言われると、

生徒さんの不満に繋がったりします。

善意が後で裏目に出ることもありますので、

今後のことを考えるなら、

出来ない事はしっかり出来ないという勇気を持ちましょう。

まとめ

生徒さんがレッスンをすっぽかしてしまうのは、

珍しい事ではありません。

人間、忘れる事だってあります。

その時の対応で後々困ることのないように、

しっかりと自分が納得出来るルールを設けておきましょう!

ではまた!(=゚ω゚)ノ