ハイハットのテクニックの一つに「ハーフオープン」というのがあります。
コントロールが難しくて
なんて経験をする人も多いと思います。
ハーフオープンのコツをドラム講師が書いていきます。
ではいきましょー!
開くじゃなく「緩める」イメージを
そもそもハーフオープンって名前がいけないと思うんです。
オープンって「開く」ですよね。
でも、実際のハーフオープンは全然開かなかったりします。
例えばこの写真
左が閉じた状態の「クローズ」
右はこれでも「ハーフオープン」です。
これパッと見、見分けつきます?
なのでここに注目!
ハイハットクラッチのフェルト部分。
左の写真より、右の写真の方が若干黄色い線と被ってますね。
なんて声が聞こえてきそうですが、これでもう立派なハーフオープンです。
「ちょっと緩めただけ」です。
ちなみに左足はヒールダウン。
かかとはつけたままですね。
もちろんもうちょっと開いたりもしますが、
「開く!」と思ってるとこの微妙なコントロールが身につきません。
緩めるだけで、音も全然変わります。
ハーフオープンだからと「半分開く」ではなく
「ちょっと緩める」イメージの方が上手くいきます。
塩加減に似てる
ハーフオープンの加減って、料理でいう塩加減に似てると思うんです。
塩って、入れすぎたら取り返しつかないからちょっとずつ入れません?
んで、足らなかったら後から少しずつ足していきますよね。
ハーフオープンも、最初から開きすぎると
「ガシャガシャ!!」とうるさくなり過ぎちゃいますよね。
開き過ぎてから踏み直すのは、場合によっては不自然に聞こえます。
取り返しがきかないんですね。
なので、ハーフオープンを使うときは
「ちょっと足らないかな?」ぐらいでコントロールしてあげて、
足りなければ「もうちょいかな?」と少しずつ緩めていくイメージ。
慣れるまでは「最初からしっかり緩めよう!」と思いすぎないのがコツです。
足らなければ、後で足せばいいんです。
その状態をしっかりキープしよう
ハーフオープンのもう一つの難しいところは、
「その状態をキープ」することですね。
せっかくうまい具合に緩めたのに、何かにつられて踏んでしまったら台無し・・・なんて事も。
しっかりと体重をお尻で支えてあげて、右に寄ったり左に寄ったりしないように注意。
なんて方は、ハーフオープンのコントロールはまだ早いかもしれません。
普段の基礎練などで、左足の強化をしましょう。
バスドラムは「1、2、3、4」で踏んで、
ハイハットは「2、4」で踏むとかですね。
しっかりキープできるようになれば、
「ハイハットでの表現力」がすんごい上がります。
裏技もある
なんて時は裏技もあります。
ツーバスやツインペダルを使う人がやってたりしますが、
最初のハイハットの開き具合の調整で、ハーフオープンの状態を作ってしまうんですね。
ただし、この裏技にはデメリットもあります。
「もうそれ以上開かない」ので、
「もっと開いた音が欲しい時に使えない」んです。
選択肢が少なくなってしまうので出来ることなら使わない方がいいですが、
なんて時は使えるかもしれません。
まとめ
ハーフオープンを直訳してはいけません。
実際は半分も開かなかったりします。
「緩める」イメージの方が感覚は掴みやすいので、試してみてくださいね!
ではまた!(=゚ω゚)ノ