バシっと決まるとカッコイイ!タム回しですが、
「なかなか速く叩けるようにならない・・・」
なんて悩みの方も多いです。
タム回しを速くするためにはどうしたらいいかを、
ドラム講師がふわっと考えていきます。
では行きましょー!
力み過ぎ
一番多い原因はコレだと思います。
「力でどうにかしようとしている」場合。
特にテンポが速くて、
「叩く」のと「移動」と、両方やらなきゃいけない!大変だ!
と思うと、ついつい力が入ってしまいます。
力が入ると体(筋肉)が固まってしまうので、
余計速く動かなくなります。
そのまま動かすのは練習というより「スポーツ」に近いので注意。
叩く時でも、楽器の移動でも、
「力を抜かないと速くならない」です。
ただ、いきなり力を抜け!
と言われても、中々うまくいかないのが脱力の難しいところ。
普段のスネアや練習パッドでの基礎練習から、
力を抜くように意識してあげる必要があります。
まずは、スネアや練習パッドで力を抜くように練習して、
出来てきたらタム回しでも力を抜くように挑戦して行きましょう。
これも多い、「仰け反り」
手の力は抜けてきたのに、やっぱり速く動かない!
そんな時に確認したいのが、この仰け反り。
・腕を前に出した時に、背中が伸びて後ろにグゥ〜っと伸びる
感じです。
こんな感じ。
絵心がないので、体のバランスが悪いのはご愛嬌で・・・
注意したいのは、
・腕が「伸びきってる」
・仰け反って、頭が背中より後ろ
です。
仰け反る場合、上記をどっちもやっている事がほとんど。
と言うか、連動しています。
腕が伸び切るから仰け反るし、
仰け反るから腕が伸び切るんです。
仰け反ると頭が背中より後ろに行くので、
後ろに体重移動してしまいますよね。
これは無駄な動き。
ドラムを叩く時に、後ろに体重移動はしない方がいいです。
速く動かしたい時は、無駄な動きを無くす必要がありますので、
余計な動きは削りましょう。
腕を「伸ばす」のはいいのですが、
「伸び切る」のは注意。
仰け反らなように意識すると、腕は伸び切らなくなります。
腕が伸び切らない方を意識してもいいかもしれません。
それでも仰け反らなくなります。
仰け反りを無くすと、背中を伸ばしていた力を無くせるので、
手の力ももっと抜きやすくなります。
力を抜く時は、しっかり使いたい部分を意識するのも大事ですが、
どこに力が入っているか?も確認しましょう。
「そんなとこに!」なんて発見がありますよ!
セッティングが合ってない
10人いたら10人セッティングが違うのがドラム。
セッティングを見直してみるのも方法の一つです。
椅子の高さや場所、
楽器の高さや位置、傾き具合などなど。
いつものセッティングで叩けるようにするのも練習ですが、
違うセッティングで試してみるのも練習です。
自分のやりやすいセッティングを探しましょう。
少し見切れていますが、私はこんな感じです。参考までに。
純粋にタム回しの練習が足りていない
私が昔実感したのがこれです。
スネアや練習パッドでシングルストロークやダブルストローク、
ルーディメンツの練習はたくさんやっていました。
なので、シングルストローク自体はそこそこ動くんですが、
タム回しになると途端に動かない!
上手くいかないので、どうにも苦手意識もありました。
苦手意識があったので、頭のどこかで
「タム回しはやりたくない」という思いもあったのかもしれません。
気づくと、自分の練習メニューに「タム回し」がなかったんです。
こりゃいかん!と思って、タム回しに特化した練習を取り入れました。
ゆっくりのテンポからだんだんあげて行って、
自分が無理なく動かせる速さまで、
8分音符と16分音符を混ぜてもう延々タム回し。
そんな練習を取りいれて数週間。
するとあら不思議。だんだん動くようになってきました。
「純粋にタム回しの練習量が足りていなかった」んです。
多分知識ばっかり増えて頭でっかちになっていたんですね。
ビート 〜 タム回し 〜 ビート 〜 タム回し
みたいな練習はしていましたが、それでは足りなかったんです。
出来ない部分は分解して、そこに特化したような練習も必要です。
タム回しだけの練習も取り入れてみて下さい。
まとめ
出来たらかっこいいタム回しですが、
速く動かそうとすると、体の動きから確認してあげる必要があります。
力が入りすぎていたり、仰け反っていたり。
無駄な動きを無くしていきましょう。
体の使い方まで意識して練習していけば、
だんだん速く動くようになっていきます。
力任せにただ動かすだけの「スポーツ」にならないようには注意です!
どうやったら動くようになるか?考えながら練習してみて下さい。
ではまた!(=゚ω゚)ノ